Orchestra MOTIF

「音楽で人の心をふるわせたい!」という理念の下、音楽に関わる多様な学生が中心となって2012年10月に発足されたオーケストラ団体。現在東京藝術大学の学生や卒業生を中心としたメンバーによって構成されている。
MOTIF(モチーフ)という言葉は“動機”を表す仏語であり、音楽の力を信じ、それによって社会に貢献する、その一歩がそれぞれの人生に於けるモチーフ、つまり“第一歩”になる事を願い、その活動をOrchestra MOTIFと呼ぶ。「音楽で人の心を震わせたい」を理念に、音楽の持つ限りない感動を一人でも多くの人々と共有することを目指して活動している。

2013年9月に第1回目の演奏会を行ない好評を博した。同コンサートはミャンマーの子どもたちへ音楽を届けることを目的としたチャリティコンサートとして開催されたもので150万を集めた。その収益をを利用して2014年3月にミャンマーに渡航、NPO法人ジャパンハート運営の養育施設ドリームトレインで演奏会を開催し成功を収めた。また同年8月、翌年3月にミャンマーと同施設を再訪問し、音楽体験の定着を趣旨とした教育活動など継続的な支援活動を行なってきた。
2015年には一般社団法人エル・システマジャパンが福島県相馬市で開催した相馬子供音楽祭に参加し、子供たちとのジョイント演奏を成功させた。

また演奏活動では、目黒ユネスコ平和コンサートでの日本を代表するヴァイオリニスト和波孝禧氏とメンデルスゾーン作曲 ヴァイオリン協奏曲の共演や、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭への出演など、様々なコンサートへの出演や、ソロリサイタル・室内楽・オーケストラ公演の主催など多彩な活動実績がある。

引き続き現在も、国内では音楽や演奏家の魅力を伝える演奏会事業、海外ではアジア圏の国々に音楽での支援を届ける活動を中心に活動を行なっている。

ご挨拶

「文字の無い文化はあっても、音楽の無い文化は歴史上存在しない。」
 この言葉は音楽が何たるかを絶妙に説明しています。私達が文明を持ち始めてから現在まで一度も絶える事無く伝えられてきた“音楽”。言わずもがな私達にとって不可欠の存在なのです。
 音楽は無限の可能性を持っている、私は常々そう感じています。私達が勝利する時も、失恋するときも、記憶には常に音楽が残されていると言います。そして、私達は音楽に救われ、日々を生きているのです。
 しかし、いつの間にか音楽を奏でることは恵まれた限られた人のみが楽しむ娯楽となり、貧しい生活を強いられる途上国の人々には縁の無いものになりつつあります。私は、恵まれない生活をする彼らにこそ、音楽は必要だと思っています。
 この活動を通して少しでも誰かの心を癒やし、音楽に貢献できたら、という想いからこのオーケストラは結成されました。 私たちに何が出来るのかは分かりませんが、30年後の自分たちが胸を張って振り返れるような、そんなオーケストラにしたいと思っています。
 今出来る事を精一杯やる、それこそが私たちの“明日”をつなぐ一歩なのです。
2012年11月 心を込めて
日置 駿